ライフタイムバリューとは?
計算方法や向上させる3つのテクニックを解説!
目次
マーケティング活動での重要指標として、ライフタイムバリュー(LTV:Life Time Value)が多くの企業から注目されています。
しかし、ライフタイムバリューの意味が分からないという方もいることでしょう。本記事は、ライフタイムバリューをテーマに解説しています。また、計算方法や向上させるためのテクニックなども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ライフタイムバリューとは?計算方法について解説!
まずは、ライフタイムバリューとは何なのか詳しく解説していきます。
ライフタイムバリュー(LTV:Life Time Value)とは?
LTVと略されているライフタイムバリュー(Life Time Value)を日本語に直訳すると「顧客生涯価値」です。
しかし、和訳しても具体的な意味が分かりませんよね。ライフタイムバリューとは、企業とクライアント(顧客)との関係のなかで、クライアントが生涯かけて企業にもたらしてくれる利益を表す指標のことです。
ライフタイムバリューの計算方法は?
クライアント(顧客)のなかには、たった1回限りの取引ではなく、複数回の取引があることもありますよね。ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)の計算方法は、次のとおりです。
顧客の年間取引額×収益率×顧客の継続年数
ただし、上記の計算方法は、顧客1人のライフタイムバリューの計算方法です。長期で取引をしている顧客を膨大に抱えている企業は、顧客ごとにライフタイムバリューを算出することは手間がかかります。
そのような場合は、以下の計算式で平均的なライフタイムバリューを算出しましょう。
(売上高-売上原価)÷購入者数
もしくは
全顧客の平均購入単価×平均購入回数
ライフタイムバリューを向上させる3つのテクニックとは?
次に、ライフタイムバリューの向上に役立つテクニックを紹介します。
購買単価をアップさせる
ライフタイムバリューを向上させる方法の1つに、購買単価をアップさせる方法があります。購買単価をアップさせるということは、商品の値上げを意味します。
顧客の購買単価が上がればライフタイムバリューは向上しますが、この方法でライフタイムバリューが向上するのは、多くの顧客の購入理由が商品価格以外の要素にある場合に限ります。また、値上げの理由を明確に顧客に説明して納得してもらえる努力も必要になりますので、根気よく顧客にアプローチし続けなければなりません。
購買頻度を高める
顧客の購買頻度を高めるということは、顧客が同じ商品を複数回購入するということです。
購買頻度を高める方法としては、追加購入のキャンペーンを開催したり、日用品や消耗品などの過去データを細かく分析して、メルマガを配信したりする方法があります。
購買頻度を高めることも、ライフタイムバリューの向上に繋がるでしょう。
長期契約を獲得する
長期契約の顧客が増えるほど、ライフタイムバリューが向上します。
特に、人口減や顧客の趣味嗜好の多様化により新規顧客の獲得が難しくなっている現代、既存顧客との長期的な関係維持はマーケティングの収益アップのためにも重要です。顧客の声にしっかりと耳を傾けて、商品・サービスの見直しや継続的に利用している方にむけてロイヤリティプログラムを用意するなど、特別感を提供する方法が効果的でしょう。
まとめ:ライフタイムバリューを向上させてビジネスを継続的に成長させよう!
ビジネスを継続的に成長させるためには、新規の顧客獲得が重要になりますが、それだけでなくライフタイムバリューを向上させることも重要です。
今回は、ライフタイムバリューを向上させるテクニックを紹介しましたが、現在行っているマーケティングの見直しや戦略を検討しているなら、ぜひノキボウ株式会社までお問い合わせください。