次世代フォーマットの画像とは?
3種の特徴と注意点を解説!
目次
サイト改善の施策に、画像ファイルを次世代フォーマットの画像にするというやり方があります。しかし、次世代フォーマットという名称にあまり馴染みのない方も多いはず。
そんな方のために、これまで使われてきたフォーマットと比べて、次世代フォーマットにはどのような特徴があるのか解説していきます。また、注意点も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
次世代フォーマットの画像とは?
コンピュータ用語として「フォーマット」という用語を使う場合、「初期化」と「書式・様式」という2つの意味があります。
ここでいうフォーマットは、「様式」という意味で捉えましょう。代表的な画像のフォーマットには「.jpg」「.gif」「.png」「.bmp」などがあります。
次世代フォーマットの画像とは、これまで使われていた様式に代わって、今の時代にもっとも対応した様式のことです。
次世代フォーマットの画像の特徴
ネット環境に快適さを求めるユーザーは多いです。次世代フォーマットでの画像の特徴は、表示速度の快適さです。
これまでの様式の画像が使われているWebページを、次世代フォーマットに代えると表示速度を上げることができます。
すぐにでも導入可能な次世代フォーマットの画像の種類3選
現在、主な次世代フォーマットの様式には3つあります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
JPEG 2000
(2020年10月の情報です。)Webページに使われる様式のなかでも、一般的な「.jpg」の後継画像ともいえる様式です。さまざまな用途に適していますが、対応しているブラウザはsafariおよびiOS Safariのみ(ともにver5以降)です。
「.jpg」よりも効率的に使用できることがメリットですが、画像処理に大きな負担がかかるため、1つのWebページに多く使用できないという欠点があります。
JPEG XR
(2020年10月の情報です。)こちらも名称からわかるように、「.jpg」の後継画像の様式です。しかし、「JPEG 2000」とは逆で、safariに対応していません。
圧縮の効率がとてもよく、これまでと同じ画質でありながら、サイズをかなり低くすることができます。さらに、可逆圧縮だけでなく不可逆圧縮にも対応しているのは、大きなメリットですよね。
WebP(ウェッピー)
(2020年10月の情報です。)Googleが作った、これまでにない新しい様式の画像フォーマットです。「.png」のように画像の透過化ができる他、アニメーション表現も可能です。
EdgeやChrome、Firefoxなど多くのブラウザに対応していますが、日本での使用率が高いIEとsafariのどちらにも使用できません。
次世代フォーマットの画像を導入する際の注意点は?
次世代フォーマットはどれも従来の様式より圧縮率が高いため、次世代画像にすれば、Webページの表示速度が上がり快適さも増します。
しかし、使用できるブラウザが限定されてしまうため、画像が表示されなくなるケースもみられます。そうなると、快適さを求めて変更しても、逆に評価を下げてしまうことに繋がってしまいますので注意しましょう。
まとめ:次世代フォーマット画像に差し替えて今すぐサイト改善しましょう!
Webページの表示スピードが遅い場合は、次世代フォーマットの画像を導入するチャンスです。しかし、次世代フォーマットの画像を使用することでサイト内に不具合が生じる可能性があるため、導入や変更する際は十分注意して行いましょう。
サイト改善につながることは間違いないのですが、弊社では2020年10月時点では、まだ次世代フォーマット画像は使用に踏み切れておりません。理由は前述の通り、表示されないブラウザがあるからです。今回紹介していませんでしたが、svgは相当採用しています。ベクターデータなのでキレイにすっきりとロゴやイラストを表示できるところが特徴です。
さらにちなみに、弊社TOPページのパソコン画面が動くアニメーションはsvgアニメーションです。アニメーションgif等に比べるとキレイに表示されています。
次世代フォーマット画像に関するご相談は、ぜひノキボウ株式会社までお問い合わせください。
もしかしたらこの悩みは、5Gが全て解決してくれるかもしれないと思いつつ、今できる最適な方法を探っていきます。