Googleのアルゴリズム変更とは?
概要と評価項目について解説
目次
Googleなどの検索エンジンを意識したWebサイト運営をするのであれば、検索エンジンのアルゴリズムについて深く知ることは重要です。これまでにも、度重なる検索エンジンのアップデートにより、アルゴリズムが変更されてきました。
本記事では、Google検索エンジンのアルゴリズム変更をテーマに解説しています。過去に実施されたアルゴリズム変更の内容やSEO評価のポイントなどについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
これまでのGoogleアルゴリズムの変更の歴史を紹介
まずは、これまでのGoogleアルゴリズム変更の歴史についてみていきましょう。
2019年以前のアルゴリズム変更をピックアップ!
Googleでは定期的にアルゴリズムの変更を含むアップデートを実施しています。
それらをすべて紹介すると、1記事では収まりきらないほどの量になりますので、ここでは根幹となるコアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)のみを紹介します。Google検索サービスの開始から2019年までに実施された、主なコアアップデートには下記の内容が挙げられます。
年代 | アルゴリズム変更の内容 |
2003年 | Boston Update Cassandra Update Dominic Update Esmerelda Update Fritz Update Florida Update |
2004年 | Austin Update Brandy Update |
2005年 | Cassandra Update |
2009年 | Canonical Tag Update Personalized Search Update |
2010年 | Caffeine Update |
2011年 | Panda Update Freshness Update |
2012年 | Venice Update Penguin Update EMD Update |
2013年 | Hummingbird Update |
2014年 | Payday Loan Update Pirate Update |
2015年 | Doorway Update Mobile Friendly Update |
2017年 | Fred Update Owl Update 健康Update |
2018年 | Core Update (名称なし) Speed Update |
2019年 | Core Update(名称なし) The June 2019 Core Update September 2019 Core Update BERT Update Nov. 2019 Local Search Update |
これらのアルゴリズム変更のなかでも、特にWebサイト運営に大きな影響を与えたコアアップデートが、下記の2つです。
- 2011年:Panda Update(パンダアップデート)
- 2012年:Penguin Update(ペンギンアップデート)です。
Panda Update(パンダアップデート)とは?
Panda Update(パンダアップデート)とは、コピーコンテンツと呼ばれる他サイトを複製しただけの低品質サイトの排除を目的として行われたアルゴリズム変更です、
Google検索エンジンの利用者にとって価値のない低品質サイトが上位に表示されているという問題を解決するために実施されました。Panda Update後は、コピーコンテンツの他にも、コンテンツを自動生成したサイトや適切でない広告を含むサイトなどは低品質サイトだと判断され、評価を大きく下げる結果となりました。
Penguin Update(ペンギンアップデート)とは?
Penguin Update(ペンギンアップデート)とは、ワードサラダなどを使った低品質な被リンク構築を行うWebサイトを撲滅する目的で実施されたアルゴリズム変更です。
ユーザーに見せるコンテンツと検索エンジンのクローラーに読ませる内容を意図的に変更するクローキングや、ユーザーを騙す根拠の無いレビューをペナルティの対象として認識するようになりました。
2020年のアルゴリズム変更の概要を紹介!
次に、2020年に実施されたGoogleのアップデートについて、詳しくみていきましょう。主なアルゴリズム変更は、下記のとおりです。
- 2020年1月:January 2020 Core Update
- 2020年5月:The May 2020 Core Update
- 2020年5月:Core Web Vitals(コアウェブバイタル)を発表
- 2020年8月:インデックスシステムの問題が検出
- 2020年12月:The December 2020 Core Update
ちなみにアルゴリズム変更の内容については、下記のチェック項目がピックアップされています。Googleのアルゴリズム変更に伴う影響を軽減させるためにも、再度確認してみましょう。
- 過剰に広告をリンクしていない
- メンション(言及)の獲得に注力している
- 著作情報を強化している
- 商品の価格は丁寧に訴求している
Googleアルゴリズム変更に伴う評価のポイントは?
過去のGoogleコアアップデートによるアルゴリズム変更の概要については前述しました。ここからは、Googleのアルゴリズム変更に伴う、評価のポイントについてまとめていきます。
アルゴリズムに変更があると、特定のキーワードで順位の変動が発生します。そもそも、Googleがアルゴリズムに変更や修正を加える理由は、検索エンジン利用者の利便性を高めるためや、利用者にとって無価値な低品質のサイトを排除するためです。
つまり、アルゴリズム変更の目的と評価のポイントは、深く関わっているといっても過言ではありません。しかも、GoogleがWebサイトの評価項目を「General Guidelines(https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/en//searchqualityevaluatorguidelines.pdf)」にまとめています。
下記に概要をまとめます。
- サイト構造の最適化
- サイトマップ
- サイトのページ数
- パンくずリスト
- トラスト(信頼性)のランク
- サイトの更新頻度
- ユーザー体験
など、数百種にも昇る評価のポイントが存在します。
まとめ:Googleアルゴリズム変更に伴う対策ポイントを常に意識しておこう!
ユーザーにとって有益な情報を提供しているWebサイトであれば、Googleがアルゴリズム変更を実施しても、影響を回避できるかもしれません。そもそも、常に上位表示をキープするためには、アルゴリズム変更にあわせて、Webサイトの修正が必要です。
検索エンジンのコアアップデートについては、まだまだ分からない方もいることでしょう。Googleのアルゴリズム変更についてのご相談は、ぜひノキボウ株式会社までお問い合わせください。