セールスコピーライティングとは?
必要なスキルや書き方を解説!
目次
私たちの身の回りには、たくさんの「コピー」と呼ばれる広告文が溢れています。商品やサービスを販売するには、そのような広告文から売るための文章を書く必要があります。
セールスコピーライティングとは、その技術のことを指しますが、古くから主に電車の吊り広告や新聞広告、DMなどで活用されてきました。そして、インターネットの時代になり、商品の魅力を伝えるためのLP(ランディングページ)でも取り入れられ、その重要性が増しています。
本記事では、セールスコピーライティングとは何なのか、また必要とされるスキルや文章の書き方を解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
セールスコピーライティングとは?スキルは必要?
この章では、セールスコピーライティングとはどういった技術かを解説するとともに、必要とされるスキルを紹介します。
キャッチコピーを生み出す「コピーライティング」と同じだと考えている方も多いのですが、実はセールスコピーライティングにはそれ以外の業務や知識も必要です。
それでは、詳しくみていきましょう。
セールスコピーライティングとは?
セールスコピーライティングとは、商品やサービスを売るための文章を書く技術のこと。
アメリカでは100年以上前から活用されており、セールスレターやチラシから始まり、近年では通販商品のLP(ランディングページ)で見ることができます。特別な資格は必要なく、勉強することで誰でも身につけることが可能です。
セールスコピーライティングに必要なスキルは?
セールスコピーライティングに必要なスキルは、下記のとおり。
- ライティング力
- マーケティング力
- セールス力
- 心理学の知識
- デザイン力
ライティング力(文章を書く力)はもちろん必要ですが、どんなに素晴らしい商品やサービスでも売り込むターゲットや市場を間違えてしまうと売れません。そのため、ライティング力と同時にマーケティング力やセールス力も不可欠です。
また、心理学の知識やデザイン力も欠かせません。セールスコピーライティングは、もともと心理学を利用して消費者に購入を促す技術です。心理学の観点から広告やLPのデザインを決めることで、消費者の購買意欲を刺激することができるでしょう。
セールスコピーライティングは「型」を利用して書こう!
ここからは、セールスコピーライティングで活用できる「文章の型」を紹介します。
文章の型とは、読者心理に働きかけることのできる文章の設計図のこと。これを利用することで、着地点を見失うことなく執筆することができます。
今回紹介する文章の型は、下記の3つ。
- PREP法
- QUESTフォーミュラ
- 4つの学習タイプ
それでは、詳しく解説します。
PREP法
SEOを意識した文章を書きたい場合には、PREP法が効果的です。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(実例・事例・具体例)
Point(結論)
この型のメリットは、結論を最初に述べることで説得力が得られ、短時間で要点を伝えられること。また、ライターにとっても文章が書きやすくなり書き上げるスピードも速くなります。
ライティング業界では、基礎といえる文章の型であり最初に学ぶべき手法です。
QUESTフォーミュラ
QUESTフォーミュラとは、世界的に有名なコピーライター「マイケル・フォーティン」が考案した読者を惹きつけて売り上げをアップさせる文章の型です。
構成要素 | 内容 |
Qualify (ターゲットの絞り込み) | インパクトのあるキャッチコピーで読者を惹きつける |
Understand (読者への理解・共感) | 問題点を掘り下げてターゲットの悩みを浮かび上がらせる |
Educate (問題や要望の解決方を教育・啓発) | ターゲットにとって有益な解決策を提示し、購買意欲を刺激する |
Stimulate (商品やサービスの購買意欲を刺激) | 商品を使うことで得られるベネフィットを書き、見込み客の感情を刺激する(購入しなかった場合のデメリットを記載するのも効果的) |
Transition (読者を顧客へと変化) | お問い合わせフォームやバナーボタン、電話番号を記載する 「今だけ」の特典で緊急性をもたせたり「返金保証」で見込み客の不安を解消したりすることも効果的 |
これらの頭文字と、規格や決まったやり方を意味するフォーミュラ(Formula)を合わせて「QUESTフォーミュラ」、日本語では「QUESTの法則」と呼ばれることもあります。
この5つの要素を順番通りに書くことで、売れる文章を書くことが可能です。
4つの学習タイプ
4つの学習タイプとは、人間が何かを勉強する際に現れる思考の傾向を利用した文章の型です。
学習タイプ | 思考の傾向 |
なぜ型 | 学習の理由を求めるタイプ 「なぜそれをしなければならないか」「どのようなメリットがあるか」 |
なに型 | 物事のベースを理解しておきたいタイプ 「それを証明する事実はなにか」「そのデータは本当に存在するのか」 |
どうやって型 | 具体的な方法論が必要なタイプ 「それをするにはどうやればいいか」「進める手順はどうしたらよいか」 |
いますぐ型 | とにかく行動するタイプ 「とりあえず最初になにをしたらいいか」「いますぐできることはなにか」 |
人間の学習タイプは以上の4つに分けられます。
どの学習タイプも、思考の傾向の答えを理解してからでないと行動できません。閲覧者がどのタイプに属するかは不明なことから、4つの学習タイプすべてを抑えた文章を書くことで行動反応率(購入する確率)を上げることが可能です。
- なぜ型に働きかける言葉
- なに型に働きかける言葉
- どうやって型に働きかける言葉
- いますぐ型に働きかける言葉
利用する場合は、これらの順番で書くと効果が高いとされています。
まとめ:セールスコピーライティングは誰でもできる!
今回は、セールスコピーライティングに必要なスキルと、魅力的な文章を書くための型を紹介しました。本記事に記載したとおり、セールスコピーライティングは商品を売るための文章を書く技術です。
今回紹介したスキルや文章の型を利用することで、誰でも消費者心理に働きかける魅力的な文章を書くことができるでしょう。セールスコピーライティングを活用すれば、商品やサービスをお客様に届けることができます。
セールスコピーライティングに関するご質問は、ぜひノキボウ株式会社までお問い合わせください。