マージンミックス戦略とは?
その仕組みと集客方法について解説!
目次
企業が取るべきマーケティング戦略の方法の1つに、マージンミックス(相乗積管理)という概念が存在します。
本記事では、マージンミックスの仕組みや集客方法について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
マージンミックスとは?相乗積管理の方法について解説!
マージンミックスとは、粗利益率の低い商品/サービスと高い商品/サービスを販売し、結果的に全体の利益幅をプラスで維持するためのマーケティング手法の1つ。粗利ミックスもしくは、相乗積管理とも呼ばれます。
ここでは、マージンミックスの基本的な考え方や計算方法について解説しています。
マージンミックスの考え方は?
マージンミックスで集客だけでなく売上高も維持するには、各商品/サービスが全体に対してどの割合で利益率を確保しているのか理解しておくことが重要。実際の計算式については後述しますが、マージンミックスは、各商品の利益率が全体における収益の鍵を握ります。
具体的な計算例を紹介1
それでは、マージンミックス戦略を実践するうえでの具体的な計算例について、詳しくみていきましょう。
マージンミックスでは、相乗積(利益相乗積係数)を求めなければなりません。
”商品の粗利益率×商品の売上構成比=相乗積(利益相乗積係数)”
例えば、下表のデータを参考に、マージンミックスの考え方を実践してみます。
サービス | 粗利益率 | 売上構成比 | 相乗積(利益相乗積係数) |
サービスA | 10% | 50% | 5% |
サービスB | 15% | 30% | 4.5% |
サービスC | 30% | 20% | 6% |
総計 | – | 15.5% |
このように、各サービスでみれば利益率の高低差がみられますが、全体として捉えると十分な利益率がとれていることが分かります。
マージンミックスの集客方法とは?実際の事例から徹底考察!
マージンミックスによるマーケティング戦略の事例としては、株式会社大創産業の「ダイソー」が挙げられます。
100円均一のなかに、300円や500円の商品が並んでいますが、各商品によって相乗積が異なります。そのなかで、フロントエンドにて集客用の安値商品を陳列しバックエンドに高値商品を陳列。集客力を高めて、付加価値を前面に押し出し、バックエンドで大きな相乗積を獲得する構図です。
この構図は、ホームページ運用でも応用できる効果的な戦略の1つで、例えばトップページに低い相乗積サービスを展開。そして、バックエンドで高い相乗積サービスを展開することで、マージンミックス戦略が通用するケースがみられます。
マージンミックスでは、相乗積をいかに上げるかどうかで、その後の売上高に大きく影響します。
そのため、各商品/サービスの粗利益率と売上構成比を加味した相乗積を把握してマージンミックスを実践してください。
まとめ:マージンミックス戦略を実践しよう!
今回は、マージンミックスの特徴や仕組み、相乗積の計算方法などについて解説してきました。
集客と売上を伸ばす戦略の1つとして、有効な手段といえます。