Googleロゴ刷新!
グラデーションでより現代的に
Googleが「G」ロゴを、約10年ぶりにアップデートしました。
今回の変更では、赤・黄・緑・青の4色がはっきりと分かれていた従来のデザインから、それぞれの色がなめらかに混ざり合うグラデーションスタイルに生まれ変わっています。

一見すると控えめな変化ですが、これはGoogleがこれから進む方向性を示す、大きな一歩と言えるかもしれません。
新しい「G」ロゴのデザインと導入状況
今回のロゴ刷新で最も注目すべき点は、赤・黄・緑・青の4色がなめらかに混ざり合うグラデーションスタイルになったことです。
これまでのハッキリと分かれた色使いから、よりソフトで一体感のある印象を与えます。
この新しいGのロゴアイコンは、iOS版とAndroid版のGoogleアプリに使われており、すでにApp Storeのロゴも新しいものに切り替わっています。
しかし、Gmail、Googleマップなどの他のGoogleカラーのアプリでは、まだ従来のロゴ(4色がパキッと分かれて配色されているデザイン)が表示されているため、今後順次切り替わっていくか、あるいは一部のアプリに限定されるのかは、まだ不明です。
過去のロゴ刷新と今回の変更の背景
Googleのロゴが大きく変わったのは、直近では2015年9月でした。
この時、フォントが「Product Sans」というサンセリフ体に変更され、現在の円形デザインの「G」ロゴが導入されました。
Googleはその際、マルチスクリーン対応のためにシンプルにしたと説明しています。
今回の変更は、その時のデザインをベースにしつつ、さらに洗練された印象を与えます。
では、なぜ今このタイミングでグラデーションを取り入れたのでしょうか?
公式発表はまだですが、米The Vergeなどが、GoogleのAIモデル「Gemini」のロゴと共通すると指摘しています。
Geminiのロゴもグラデーションが採用されており、Google検索に生成AI「Gemini」が合体した新機能「AIモード」のボタンデザインも、滑らかなグラデーションで彩られています。
このことから、GoogleはAI機能を軸に、ブランド全体でこの新たなグラデーションデザインを採用していく可能性が高いと推測できます。
AIがより私たちの生活に密着していく中で、Googleのサービス全体が持つ「やわらかさ」「親しみやすさ」「先進性」を表現しようとしているのかもしれません。
微細な変化の先に示されるGoogleの未来
ホーム画面のアイコンやファビコンでは気づきにくいほどの微細な変化ですが、これはGoogleがブランドイメージを進化させ続けていることを示す象徴的な一歩と言われています。
今回のロゴ刷新は、AI時代へのシフトを象徴する一環なのかもしれません。