最新のjQueryのバージョンは3.5.1
何が変わったのか?
目次
(2020年9月時点)
最新のjQueryの更新では、何が変更されたのかを紹介します。
また、過去の1.X系と2.X系の違いやjQueryのタイプについても解説しています。
これを読めばjQueryについてより詳しくなれますよ。
ぜひ最後までお読みください。
最新のjQuery
ホームページ制作では、主にサイトに動きを付けるjQuery。
jQuery はバージョンのリリースとアップデートを重ね、今の最新バージョンは3.4.1です。
最新のjQueryのバージョンリリース・アップデートでは何が変わったのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
最新jQueryの変更点
最新バージョン3.5.1を含めた3.X系には主に次のような変更点がありました。
サイズ設定の改善
要素の幅や高さを設定する時に壊れることがなくなりました。効率良くレイアウト計算ができるようになり、修正されました。
ラジオボタンの修正
ラジオボタンが修正され、イベントハンドラ実行前に更新が施されるようになりました。
nonceやnomoduleを考慮
script要素を追加して読み込む時に、nonceやnomoduleが考慮されるようになりました。
ポジションセレクターを非推奨に
セレクタエンジンSizzleの不要に伴い、一部のポジションセレクターが非推奨となりました。
脆弱性の改善
特定のコードにより受ける汚染攻撃が防止されるようになりました。
1.X系と2.X系の違いは?
2.X系から3.X系への変更点は分かりましたが、1.X系と2.X系の違いは何だったのでしょうか。
3.X系の新バージョンがリリースされても、昔のバージョンがなくなるわけではありません。
1.X系と2.X系の大きな違いは対応ブラウザです。
2.X系は新しいブラウザにしか対応していませんが、1.X系は古めのブラウザにも対応しています。
こう聞くと「1.X系の方が良いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、対応ブラウザが多いとファイルが大きく、読み込みが遅くなります。
しかも古いブラウザは使われなくなっていきます。
そのため多くの場合、最新のブラウザに対応していて読み込みの早いほうが、役に立つのです。
2.X系と3.X系の違いは設計的なものでしたが、1.X系と2.X系の違いは対応ブラウザの違いでした。
バージョンとは違う、jQueryのタイプとは
jQueryにはバージョンとは他にタイプというものがあります。
jQueryのファイル名の最後に注目するとタイプが分かります。
タイプは4つで、違いは以下のようになっています。
.js
ソースコードが見やすいですが、普通は使用しません。
.min.js
ソースコードの改行やスペースを省いて、見やすさよりもファイルを小さくすることが重視されています。
.slim.js
AnimationやAjaxなどが省かれています。ソースコードは見やすくなっています。3.X系だけにあります。
.slim.min.js
.slimのソースコードの改行やスペースを省いて軽量化したものです。.slimを使うときはこれを使います。
jQueryはなるべく小さいファイルのものを使いたいので、基本的には軽量化されている.minのタイプを使います。
また、3.X系がリリースされて初めて.slimができました。
jQueryはこれからも更新される
3.X系のバージョンリリースとアップデートは4.X系への準備とも見られています。
jQueryは今後、より使いやすくなるでしょう。
次のバージョンリリース・アップデートも楽しみです。
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