Studio Stock がリリース!
「日本向けAI素材」サービスを徹底解説
目次

Webデザインを手掛ける皆さんなら、「素材探しに時間がかかる」「日本らしい人物素材が少ない」という悩みを持っているはずです。
そんな“現場の悩み”をダイレクトに解決するサービスとして登場したのが、ノーコードWeb制作プラットフォーム Studio が2025年11月5日に新たにリリースした、生成AIを活用した写真素材サービス 「Studio Stock」 です。
今回は、その特徴・注目される理由・利用方法・注意点を整理し、Web制作にどう活かせるかを紹介していきます!
1. 「Studio Stock」とは何か?
「Studio Stock」とは、Studioが提供する“次世代フォトストックサービス”です。
具体的には以下のポイントが掲げられています。
- AI生成による高解像度・高品質な写真素材を提供
- 日本のブランド・デザイナー向けに、「自然で美しいトーン」「日本人モデル・日本風の風景」を意識した素材群
- 商用利用可能/クレジット表記不要
- 加えて、素材そのものをダウンロードするだけでなく、素材上で直接編集(比率変更・背景除去・色味調整など)できる機能も標準装備
Web制作の現場において、「探す」「加工する」「納品する」という工程がひとつのプラットフォームで統合されてきているのが、まさに“次世代”と呼ばれる所以でもあります。
スタイリッシュな画像が多く、そのまま利用できそうな素材も多くありました。
日本人モデルでかつスタイリッシュな写真、となると探すのに苦労をしていましたが、これを使えばすぐに理想の画像が見つけられそうです!
2. なぜ注目されるのか?その背景と理由
(1) 日本人/日本サイト特有の素材ニーズにフィット
海外のストック素材サービスでは、たとえば「日本人モデル」「日本らしい風景」「日本的な色味・トーン」が少ないという実務課題があります。
Studio Stockは、こうした需要に応え、「日本人が自然に写った素材」「国内サイトに馴染む色味・構図」を強みにしています。
Webサイトを日本語・国内ユーザー向けで作っているディレクター/デザイナー/担当者にとって、この“使える”素材群は非常に魅力的です。
(2) 素材探し~加工~納品までの時間短縮
従来、素材選定→加工(トリミング、色味調整、背景切り抜き)→サイト反映という流れには手間と時間がかかっていました。
Studio Stockでは、例えば「リフレーム(比率変更)」「背景除去」「プロンプトによる色味・質感の変更」がワンクリックまたは短操作でそのままの画面で切り替えることなく可能です。
これにより、素材探しに時間を奪われることが減り、「探す」から「作る」フェーズにシフトできる点が評価されています。
(3) AI生成という新潮流との噛み合い
生成AIが進化するなかで、写真素材も「撮影したもの」だけでなく「生成されたもの」が普通になりつつあります。
つまり、素材のクオリティや“リアルさ”に対するハードルが下がってきたタイミングで、Studio Stockが登場したことも大きな追い風といえます。
主な特徴
加工機能の充実
- リフレーム(比率変更):素材をダウンロード前に、16:9/4:3/1:1などレイアウトに合わせた比率に変更可能
- 背景除去:人物やオブジェクトをワンクリックで切り抜き、背景透過に。サイトのアイキャッチやサービス素材として使いやすい
- プロンプトによる色味・構図・オブジェクトの変更:たとえば「明るめに」「青みを抑えて暖色系に」といった指示でAIが修正
これによって、別アプリ(Photoshop、Illustrator)での加工作業を減らせるという実務メリットがあります。
商用利用可・クレジット不要
制作会社、Web担当者にとって重要なのがライセンス面。
Studio Stockでは、商用利用が可能で、クレジット表記も不要と明記されています。
「安心して使える素材である」という信頼感が、特に企業サイト制作・運用担当には響くポイントです。
無料ダウンロード
登録なしでも素材のダウンロードは可能ですが、編集機能(リフレーム・背景除去・プロンプト編集)を使うには無料アカウント登録を推奨します。
編集なしで使用したい場合は、「ダウンロード」ボタンをクリックすると、すぐに素材取得できます。あカウントもダウンロードも全て無料でこのクオリティを利用できるのは、使わないと損ですね。
利用時の注意点・気をつけたいポイント
●AI編集には回数制限あり(1日リセット)
生成や編集が無制限ではないため、制作日程に余裕を持たせましょう。
● テイストは“洗練系”に寄っている
シンプルで上品なトーンが中心のため、
ポップ系・ファンシー系のデザインには向かない素材もあります。
● 大判印刷や高精細な商材には不向きな場合も
AI生成はWeb向けには十分でも、
紙や大型印刷では“わずかな違和感”が出る可能性があります。
● ライセンスは必ず最新の規約を確認
商用可能とはいえ、新しいサービスのため仕様変更の可能性があります。
おわりに
Webデザイン・サイト制作の現場では、「時間をどこに使うか」が勝負の分かれ目です。
素材探し・加工・適用といった“素材周りのコスト”を削減できるという意味で、Studio Stockはまさに“時代をつかむ”サービスと言えます。
ぜひ一度試してみて、あなたの制作ワークフローにどう組み込むか、クライアント提案の強化にどう役立てるか、検討してみてください!