2025年のWeb制作を振り返って
伝わるデザインは小さな工夫から
目次
小さな改善が大きな差を生んだ1年でした
2025年も、気づけば終わりに近づいてきました。
振り返ってみると、今年もさまざまなWeb制作に関わらせていただいた一年だったと感じています。
華やかなリニューアルや大きなプロジェクトもありましたが、私が主に担当したのはレスポンシブ対応や軽微なデザイン調整が主だったため、その分、一つひとつのサイトと丁寧に向き合う時間が多くありました。
そして改めて実感したのは、Web制作は「大きく変えること」よりも、「少しずつ整えていくこと」の積み重ねでできているということです。
見た目が整っていても、伝わるとは限らない
Webサイトを見ていると、デザインとしてはきれいなのに、なぜか印象に残らない、内容が頭に入ってこないと感じることがあります。
それは決してデザインが悪いからではありません。
多くの場合、「伝え方」の部分に少しだけズレがあるのだと思います。
たとえば、
- 情報が一度に多く表示されていて、どこを見ればいいのか分かりにくい
- 文章は丁寧だけれど、少し硬く、長く感じてしまう
- スマートフォンで見たときに、文字や余白が窮屈に感じられる
こうした小さな違和感は、ひとつひとつは些細なものです。
けれど積み重なることで、「なんとなく見づらい」「なんとなく分かりにくい」という印象につながってしまいます。
大きな変更ではなく、小さな調整の積み重ね
今年関わった制作の多くは、ゼロから作るというよりも、すでにあるデザインをベースに調整していくものでした。
・文字間や行間を少し広げる
・情報の順番を入れ替える
・スマートフォンで見たときの余白を整える
・ブロックごとにBOXで囲み、範囲を明確にする
・目立たせたいところをふんわり強調させる
・要素同士の距離感を調整する
どれも大きな作業ではありませんが、こうした細かな部分に手を入れることで、画面全体の印象は驚くほど変わります。
「見やすくなった」「読みやすくなった」と感じてもらえるサイトは、特別な装飾があるわけではなく、こうした細部が丁寧に整えられていることが多いように思います。
“派手さ”よりも“伝わりやすさ”を大切に
Webデザインというと、どうしても見た目のインパクトに目が向きがちです。
もちろん、印象に残るデザインは大切ですが、それ以上に重要なのは「きちんと伝わること」だと感じています。
情報が自然に目に入り、迷わず読み進められること。
見ている人が無意識のうちにストレスを感じず、内容に集中できること。
そのためには、主張しすぎないデザインや、余白の使い方、文章のリズムといった、控えめな工夫が欠かせません。
今年の制作を通して、派手さよりも「ちょうどよさ」を大切にすることの意味を、改めて実感しました。
少しずつ整えていくという考え方
Webサイトは、一度完成したら終わりではありません。
少し使ってみて、少し直して、また様子を見る。
その積み重ねが、サイトを少しずつ育てていきます。
完璧を目指して手が止まってしまうよりも、
「今できる範囲で整えていく」ことの方が、結果的に前に進めることも多いと感じます。
おわりに
2025年は、派手な変化よりも、日々の小さな改善の大切さを改めて感じた一年でした。
これからも、ひとつひとつの制作に丁寧に向き合いながら、
「ちゃんと伝わるWeb」を積み重ねていきたいと思います。