YouTubeで動画広告を始めよう!
種類と目的別の広告設計を解説!
目次
動画広告といえば、YouTubeを思い浮かべる方もいることでしょう。近年、動画広告市場は右肩上がりを続けており、株式会社サイバーエジェントが2020年に実施した調査では、前年比114%に達する見通しと発表されました。
参考:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25548
このことからも、動画広告は非常に需要が大きく、今後活用する幅もさらに広がっていくと考えられます。
本記事では、そのような動画広告市場への参入を考える方のために広告の種類や仕組み、課金方式などについて詳しく解説しています。
YouTube動画広告の種類と課金方式を紹介!
YouTube動画広告は、大きく分けて5種類です。
- ディスプレイ広告
- オーバーレイ広告
- インストリーム広告
- バンパー広告
- TrueViewディスカバリー広告
それぞれ表示される場所や課金方式が違い、ユーザーにどのように認識させたいかによって選ぶべき種類が変わります。
それぞれの特徴と課金方式について、下記で詳しく解説していきます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、動画視聴中に表示される関連動画やおすすめ動画一覧の上に表示される広告です。
リンク先はLP(ランディングページ)やWebサイトになっており、動画を連続視聴する際に目につきやすくユーザーがクリックした場合に広告が表示されます。広告の内容に高い関心を持つユーザーからはクリックをもらえる傾向にありますが、関心の低いユーザーへの詳細情報を発信することが難しいのが現状です。
広告単価は約3~20円。課金方式は、CPC(Cost Per Click)とよばれるユーザーがクリックするごとに課金される「クリック単価型」で、ユーザーがクリックするごとに課金されます。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、PCでYouTube動画を再生した場合に画面下部に表示される細長いバナー広告です。
動画再生の10秒後に動画内に表示されるため、ユーザーに認知されやすくなりますが動画下部20%を隠してしまうため、ユーザーによってはストレスを感じる可能性があります。
リンク先は、ディスプレイ広告と同じくLPやWebサイト。課金方式についても、ディスプレイ広告と同じくCPCとなっています。
インストリーム広告
インストリーム広告には、「スキップ可能な動画広告」もしくは「スキップ不可の動画広告」の2種類があります。
スキップ可能な動画広告とは、表示開始5秒でユーザーが手動でスキップできる動画広告であり、広告全体の長さは3分以内。最後まで観てもらうためには、強制再生の5秒以内にユーザーの興味を引きつける必要があります。
スキップ不可の動画広告は、ユーザーがスキップできない15秒または20秒の動画広告です。ユーザーに確実に訴求できますが、スキップできないという点がユーザーによってはストレスを感じるでしょう。
どちらも、動画本編の再生前・再生中・再生後に自由に挿入でき、ユーザーの平均視聴率は20~45%と高いです。また、平均視聴単価は2~7円となっており、広告ジャンルや他社の出稿状況によってさらに高くなる場合もあります。
そして、課金方式はCPM(Cost Per Mille)とよばれる、1,000回表示されるごとに課金される「インプレッション単価型」。なお、30秒以内にスキップされた場合は無料です。
バンパー広告
バンパー広告とは、動画本編の再生前に表示される6秒の動画広告です。
スキップ不可であり、インストリーム広告同様ユーザーの視認性は高くなります。ただし、6秒という短さで商品やサービスを満足に紹介できない、ユーザーの興味を引きにくいことが難点です。
広告単価は1回の視聴では平均0.3~0.7円、課金方式がインストリーム広告同様CPMとなっているので、1,000回表示で300~700円となります。
TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告とは、検索結果や関連動画部分に表示される広告。ユーザーが動画広告と関連性の高い検索を行った場合に表示されるため、平均クリック率は1.0~2.0%と高くなっています。
平均視聴単価は3~7円となっており、広告ジャンルや競合によって変動するようです。課金方式は、CPCでユーザーが動画広告を視聴した際に課金されます。
【目的別】YouTube動画広告のおすすめの種類は?
広告の特徴を理解したところで、目的別のおすすめを紹介します。
- 商品やブランドの認知向上
- 販売促進や見込み客の獲得
以上の目的に適した広告を見てみましょう。
商品やブランドの認知を高めたい!バンパー広告
バンパー広告は、本編動画再生前に強制的にユーザーに視聴してもらえる点から、商品やブランドの認知向上に適しています。スキップ不可のインストリーム広告もユーザーへの視認性は高いですが、15秒以上という点でストレスを感じるユーザーもいるでしょう。
できるだけ、ネガティブなイメージは避けたいので、6秒というユーザーへの負担が少ない方法で商品やブランドの存在を知ってもらいましょう。
販売促進や見込み客リストを獲得したい!ディスカバリー広告
販売促進や見込み客のリストを獲得したい場合は、TrueViewディスカバリー広告をおすすめします。
その理由は、ディスカバリー広告はユーザーの興味や関心に応じて表示されるため、ユーザーが能動的にクリックする傾向にあるからです。
広告をクリックするユーザーは、商品やサービスに興味がある、または購入を検討している場合がほとんどなので動画で魅力を最大限に伝えることで購入に繋がることでしょう。
まとめ:YouTube動画広告は種類をうまく設定しよう!
YouTubeの動画広告の種類と、目的別おすすめ広告を解説しました。今回解説したとおり広告単価は安価であり、うまく活用すれば費用対効果は高いでしょう。
動画広告は、昨今の需要の拡大もあり多くの企業や事業者が参入を検討しています。競合他社に差をつけるために、YouTube動画広告をマスターしましょう!
YouTube動画広告に関する質問は、ぜひノキボウ株式会社までお問い合わせください。