Photoshop 2025 アップデート
削除ツールがさらに進化！【Ver.26】

先日、Photoshop最新アップデートが発表されました。
このアップデートには、話題の『不要な要素の削除』機能をはじめ、生成AIがもたらす驚異的な進化が詰まっています。
今回はその『不要な要素の削除』機能について詳しくご紹介します。

削除ツールが進化「不要なものを検出」で電線などを自動認識して一括削除

これまではベータ版のみ利用可能で、人気の高かった削除ツールの「不要な要素の削除」機能が、ついにメイン版Photoshopに実装されました。今回のアップデートでは、手動で選択範囲を作成すること無く「人物」や「電線・ケーブル」などをワンクリックで自動削除することが可能になりました！

上図は削除ツールの「不要なものを検出」にて通行人を削除した図です。

今までは消したい部分を削除ツールでなぞる必要があり、選択範囲を正確に指定するためには時間も手間もかかる作業でした。
しかし、今回のアップデートでは選択範囲を細かく指定する必要がなく、Photoshopが自動で不要なものを検出し、背景に自然に馴染むようにしてくれます。

不要なものを検出で自動削除する方法

Photoshopで削除ツールを選択し、上部のバーから「不要なものを検出」のプルダウンを選択します。
「電線とケーブル」と「人物」の2つの選択肢が出てくるので、今回は人物を選択します。

人物を選択して少し待つと、ピンク色で選択範囲が指定された状態になります。

ここで選択範囲を削除したり、追加することが可能です。
（プルダウンで「電線とケーブル」を選択すると、この編集作業ができず、AIで認識された部分が自動的に削除されるようになります。）
この選択範囲でOKであれば、enterを押すか、バー右上の○をクリックします。

完成した画像がこちらです。
画像を開いてから3分経たずにこの仕上がりです。

横断歩道のこの画像も

道の舗装なども違和感なく生成されています。ワンクリックでここまでとは驚きです。

こちらの画像では、プルダウンで「電線とケーブル」を選択してみました。

編集なしでこの通り、見事に消えています。

最後にこの銀杏並木の写真も

ここまで綺麗に仕上げることができました。もしもすべて手作業となる従来の方法では、どれくらいの時間がかかるのでしょう。

まとめ

どんどん新しい機能が追加され、その使い勝手も大幅に向上しているPhotoshop。
Photoshopの進化は、私たちクリエイターにとって常に新しい可能性を広げてくれる存在です。
今後もアップデートを通じてさらに強力なツールへと成長し続けることでしょう。
創造の幅が広がり、作業効率も向上する中で、Photoshopがこれからどのように変わっていくのか、目が離せません。ぜひ今後の展開もお楽しみに！